旅館の勤怠管理を
LINEで完全自動化する方法
エルメ(L Message)を使った出勤・退勤・休憩管理システムの設計から、
シナリオ・文面・リッチメニュー・タグ管理・スプレッドシート連携・GAS設定・
打刻漏れ対策まで、この1記事にすべてまとめました。
エルメ(L Message)は「LINE公式アカウントを便利にするツール」です。画面の指示どおりにクリックするだけで設定できます。この記事を上から順番に読んでいけばOKです。
システム全体像 — なぜLINEで勤怠管理するのか
旅館では、スタッフがすでに日常的に使っているLINEを活用することで、専用アプリのインストールや操作研修なしに勤怠管理を導入できます。エルメを組み合わせると、打刻データの自動記録・タグ管理・セグメント配信がノーコードで実現します。
システム構成はシンプルな3層構造です。管理者はエルメの管理画面とスプレッドシートだけ確認すればよい設計になっています。
1タップ打刻
タグ管理・自動応答
実働時間を自動計算
出勤・退勤・休憩の打刻フロー
スタッフがスマホのLINEでボタンを押すと、エルメが自動で動いて記録してくれます。3種類の打刻それぞれの流れを図で説明します。各シナリオはリッチメニューのpostbackをトリガーに起動し、自動返信・タグ更新・DB記録の3アクションを順に実行します。
出勤フロー
朝、仕事を始めるときにボタンを押す
- 1スマホのLINEを開き、画面下の「出勤」ボタンをタップします
- 2エルメが自動で動き出します(自分では何もしなくてOK)
- 3「おはようございます!出勤を記録しました」というメッセージが自動で届きます
- 4管理画面のタグが「未打刻」→「出勤中」に自動で変わります
- 5Googleスプレッドシートに出勤時刻が自動で記録されます
退勤フロー
仕事が終わったらボタンを押す
- 1仕事が終わったら、LINEを開いて「退勤」ボタンをタップします
- 2エルメが自動で動き出します
- 3「お疲れ様でした!退勤を記録しました」というメッセージが届きます。本日の勤務時間も自動で計算されて表示されます
- 4タグが「出勤中」→「退勤済」に自動で変わります
- 5スプレッドシートに退勤時刻と実働時間が自動で記録されます
休憩フロー
休憩のはじめと終わりにボタンを押す(2回必要)
- 1休憩に入るとき、LINEを開いて「休憩」ボタンをタップします
- 2「休憩開始」「休憩終了」という2つのボタンが表示されます。休憩に入るときは「休憩開始」を選んでください
- 3「休憩を開始しました」というメッセージが届き、開始時刻が記録されます
- 4休憩が終わったら、もう一度「休憩」ボタンを押して「休憩終了」を選びます
- 5休憩時間が自動で計算されてスプレッドシートに記録されます
メッセージ文面サンプル
エルメの差し込みタグ({名前}・{日時}・{勤務時間}など)を使って、スタッフごとに個別の内容が届くように設定します。以下は実際のチャット画面のイメージです。
出勤打刻 — 自動返信
出勤を記録しました。
⏰ 出勤時刻:09:02
今日もよろしくお願いします!
※退勤時はメニューの「退勤」ボタンを押してください。
退勤打刻 — 自動返信
退勤を記録しました。
⏰ 退勤時刻:18:05
🕐 本日の勤務時間:8時間2分
ゆっくり休んでください。明日もよろしくお願いします!
休憩 — クイックリプライ選択
⏸ 休憩開始:12:01
終了したら「休憩」→「休憩終了」を押してください。
▶ 休憩終了:13:02
☕ 今回の休憩:61分
出勤打刻漏れ — 自動リマインド(毎朝 8:30)
本日の出勤打刻がまだ確認できていません。
出勤された際は、LINEメニューの「出勤」ボタンを押してください。
押し忘れると勤怠記録ができませんので、よろしくお願いします!
退勤打刻漏れ — 自動リマインド(毎日 18:00)
退勤の際は、LINEメニューの「退勤」ボタンを押してください。
押し忘れると勤務時間が正しく記録されません。よろしくお願いします!
休憩終了押し忘れ — 自動リマインド(休憩開始から60分後)
仕事に戻った場合は、LINEメニューの「休憩」→「休憩終了」を押してください。
押し忘れると休憩時間が正しく記録されません。
管理者からスタッフへ — 出勤時刻の確認
昨日(6月1日)の出勤打刻が記録されていませんでした。
何時ごろ出勤されましたか?
確認できたら修正しておきます。よろしくお願いします。
9:05で修正しておきます😊
管理者からスタッフへ — 退勤時刻の確認
昨日の退勤打刻が記録されていませんでした。
何時ごろ退勤されましたか?
押し忘れてしまいました、すみません。
18:15で修正しておきます。
次回はよろしくお願いします😊
リッチメニューの設計と設定手順
「リッチメニュー」とは、LINEを開いたときに画面の下に常に表示される大きなボタンのことです。スタッフがひと目で操作できるように、6つのボタンを配置します。
リッチメニューとはどんなもの?
LINEの画面下に常に表示される大きなボタン
リッチメニューはLINEの画面下部に常に表示されるボタンです。スタッフはわざわざメッセージを入力する必要はなく、見えているボタンをタップするだけで出勤・退勤・休憩の記録ができます。
エルメでの設定手順(7ステップ)
この順番どおりにやれば必ずできます
- 1インターネットで lme.jp を開き、旅館のアカウントでログインする
- 2左側のメニューから「リッチメニュー」をクリックする
- 3右上の「+ 新規作成」ボタンをクリックする
- 4メニュー名に「勤怠メニュー」と入力し、表示設定を「常時表示する」に変更する
- 5レイアウトで「2行×3列(6ブロック)」を選ぶ
- 6各ボタンのアクション種別を「postback」にして、下の表のキーを入力する
- 7「保存」→「公開する」をクリックして完了
各ボタンに設定するキー(postbackキー)
ボタンごとにこのキーを入力してください
各ボタンに「キー」を設定します。このキーがエルメのシナリオと連動して、ボタンを押したときに自動返信が動く仕組みです。
| ボタン名 | 入力するキー | 動くシナリオ |
|---|---|---|
| 🟢 出勤 | shukkin | 出勤の自動返信・記録 |
| 🔴 退勤 | taikin | 退勤の自動返信・記録 |
| 🟡 休憩 | kyukei | 休憩開始/終了の選択 |
| 📋 勤務確認 | kakunin | 当日の記録を表示 |
| 📅 シフト確認 | shift | シフト表を配信 |
| 💬 お問い合わせ | contact | 管理者へ転送 |
リッチメニューの画像サイズ
デザイン画像を作るときのルール
リッチメニューに表示するデザイン画像のサイズと形式のルールです。CanvaやAdobeなどのデザインツールで作成できます。
タグ管理とセグメント配信
「タグ」とは、スタッフ一人ひとりに貼る名札のようなものです。「出勤中」「退勤済」などのタグを使って、今誰がどういう状態かを管理します。タグを使えば必要なスタッフだけに必要なメッセージを自動で送ることができます。
タグとはどんなもの?
スタッフ一人ひとりに貼る「名札」のようなもの
スタッフ一人ひとりにタグを貼ることで、今誰がどんな状態かが一目でわかります。タグはボタンを押すたびに自動で切り替わるので、管理者が手動で変える必要はありません。
① 勤怠状態タグ(必須)
スタッフの今の状態を表すタグです。常に1つだけ付いています。
② 部署タグ
どの部署のスタッフかを表すタグです。部署別のお知らせを送るときに使います。
③ 雇用形態タグ
雇用形態を表すタグです。正社員・パートで連絡内容が違う場合に使います。
タグはボタンを押すたびに自動で切り替わる
1日のタグの流れ
スタッフがLINEのボタンを押すたびに、エルメが自動でタグを切り替えます。管理者が手動でタグを変える必要はありません。
| 操作 | 削除されるタグ | 付与されるタグ | |
|---|---|---|---|
| 出勤ボタンを押す | 未打刻 | → | 出勤中 |
| 退勤ボタンを押す | 出勤中 | → | 退勤済 |
| 休憩開始を押す | 出勤中 | → | 休憩中 |
| 休憩終了を押す | 休憩中 | → | 出勤中 |
| 毎朝0時(自動) | 退勤済 | → | 未打刻(全員リセット) |
セグメント配信 — 必要な人だけに送る
タグを使って必要なスタッフだけにLINEを送れる
「セグメント配信」とは、特定のタグを持つスタッフだけにLINEを送る機能です。全員に送るのではなく、必要な人だけに送れるので、スタッフも管理者も余計な連絡に悩まされません。
タグ×セグメント配信の使い方例
- 例1「出勤中」タグのスタッフへ → 毎日18時に退勤リマインドを自動送信
- 例2「未打刻」タグのスタッフへ → 毎朝8:30に出勤リマインドを自動送信
- 例3「フロント」タグのスタッフへ → フロント業務に関する連絡だけを送信
- 例4「アルバイト」タグのスタッフへ → アルバイト向けシフト募集を送信
エルメでタグを作る手順
この順番どおりにやれば必ずできます
- 1エルメ管理画面にログインし、左メニューの「友だち管理」をクリック
- 2「タグ管理」を選ぶ
- 3「+ タグを作成」をクリックして「出勤中」と入力し「保存」する
- 4同じ手順で「退勤済」「休憩中」「未打刻」「欠勤」も作成する
- 5部署タグ(フロント・調理・清掃など)と雇用形態タグ(正社員・パート・アルバイト)も同様に作成する
- 6各スタッフの友だちページを開き、部署タグと雇用形態タグを手動で付与する(勤怠状態タグは打刻時に自動で付与)
Googleスプレッドシート連携
スタッフがLINEでボタンを押すと、打刻データが自動でGoogleスプレッドシートに記録されます。出勤時刻・退勤時刻・休憩時間が記録され、実働時間は数式が自動で計算してくれます。手計算は一切不要です。
LINEからスプレッドシートへ自動で記録される仕組み
スタッフが押す → データが飛ぶ → 自動で記録される
スタッフがLINEのボタンを押すと、エルメがデータを受け取り、Google Apps Script(GAS)を通してGoogleスプレッドシートに自動で行が追加されます。スタッフは何も意識しなくてOKです。
「勤怠記録」シートの列構成
打刻するたびに1行ずつ自動で追加される
スプレッドシートは6列で構成します。A〜E列はエルメから自動で記録されます。F列(実働時間)だけは数式を設定しておくことで、退勤時刻から出勤時刻を引いた実働時間が自動で計算されます。
| A:日付 | B:スタッフ名 | C:出勤時刻 | D:退勤時刻 | E:休憩(分) | F:実働時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025/06/01 | 田中 花子 | 09:02 | 18:05 | 61 | 8h02m |
| 2025/06/01 | 山田 太郎 | 10:15 | 19:30 | 45 | 8h30m |
| 2025/06/02 | 佐藤 次郎 | 08:55 | 17:00 | 60 | 7h05m |
F列に入れる数式(一度設定すれば自動でずっと動く)
=TEXT((D2-C2)-E2/1440,"h""h""mm""m""")
エルメとGoogleスプレッドシートをつなぐ設定
Google Apps Script(GAS)を使います
「Google Apps Script(GAS)」という仕組みを使って、エルメとGoogleスプレッドシートをつなぎます。むずかしいプログラムを書く必要はなく、コードをコピーして貼り付けるだけです。詳しくは次のSECTION 07で解説します。
設定の流れ(大きく3ステップ)
- 1Googleスプレッドシートを開く
上のメニューから「拡張機能」→「Apps Script」をクリックして開く - 2コードを貼り付けて保存・デプロイする
用意されたコードをコピーして貼り付け、「デプロイ」→「新しいデプロイ」をクリック。表示されたURLをコピーしておく - 3エルメのWebhookにURLを貼り付ける
エルメ管理画面の「外部連携」→「Webhook URL」にコピーしたURLを貼り付けて保存
管理者がスプレッドシートを確認する方法
パソコンでもスマホでも確認できます
Googleスプレッドシートはパソコンでもスマホでもどこからでも確認できます。管理者は毎日シートを開くだけで、全スタッフの出退勤状況が一目でわかります。
- 1GoogleアカウントにログインしてGoogleスプレッドシートを開く
- 2「勤怠記録」シートを確認する。打刻のたびに自動で行が追加されている
- 3打刻漏れがあった場合は、空欄のセルをクリックして正しい時刻を手動で入力する
- 4月末に別シート「月次集計」でスタッフ別の合計勤務時間を自動集計する
Google Apps Script(GAS)とは何か?
「Google Apps Script」という名前を聞くと難しそうに聞こえますが、Googleスプレッドシートに組み込む小さな自動化プログラムのことです。旅館の勤怠管理では、LINEの打刻データを自動でスプレッドシートに記録するために使います。
GASを「お手伝いロボット」に例えると…
むずかしいプログラムではなく「自動でやってくれる係」
GASを一言で言うと、「エルメから届いたデータを受け取って、Googleスプレッドシートに自動で書き込むロボット係」です。
スタッフがLINEのボタンを押す → エルメがGASに知らせる → GASがスプレッドシートに記録する、という3ステップが全部自動で行われます。一度設定してしまえば、あとは何もしなくてもずっと動き続けます。
GASの開き方(Googleスプレッドシートから)
メニューをクリックするだけで開けます
GASはGoogleスプレッドシートのメニューから開くことができます。特別なソフトをインストールする必要はありません。
- 1Googleスプレッドシートの「勤怠記録」ファイルを開く
- 2上のメニューから「拡張機能」をクリックする
- 3出てきたメニューから「Apps Script」をクリックする
- 4新しいタブでGASの編集画面が開く(黒い画面が出てきますが大丈夫です!)
コードをコピーして貼り付ける
コードの意味がわからなくても大丈夫。コピペするだけ!
GASの編集画面が開いたら、最初から書かれているコードを全部消して、以下のコードをそのままコピーして貼り付けてください。コードの意味がわからなくても問題ありません。
旅館 勤怠管理用 GASコード
function doPost(e) { // エルメから届いたデータを受け取る var data = JSON.parse(e.postData.contents); var name = data.name; // スタッフ名 var type = data.type; // 出勤・退勤・休憩 var time = data.time; // 打刻時刻(出勤・退勤のとき) var date = data.date; // 日付 var minutes = data.minutes; // 休憩時間(分)(休憩のとき) // スプレッドシートの「勤怠記録」シートを開く var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); var sheet = ss.getSheetByName('勤怠記録'); // 今日の日付・同じ名前の行を探す(なければ新しく作る) var rows = sheet.getDataRange().getValues(); var row = -1; for (var i = 1; i < rows.length; i++) { if (rows[i][0] == date && rows[i][1] == name) { row = i + 1; break; } } if (row == -1) { sheet.appendRow([date, name, '', '', '', '']); row = sheet.getLastRow(); } // 種別に応じて正しい列に書き込む(C=出勤 / D=退勤 / E=休憩分) if (type == '出勤') { sheet.getRange(row, 3).setValue(time); } else if (type == '退勤') { sheet.getRange(row, 4).setValue(time); } else if (type == '休憩') { var now = sheet.getRange(row, 5).getValue(); sheet.getRange(row, 5).setValue((now || 0) + minutes); } // 処理が完了したことをエルメに伝える return ContentService .createTextOutput('OK') .setMimeType(ContentService.MimeType.TEXT); }
勤怠記録」という部分はスプレッドシートのシート名と一致させてください。シート名が違うと動きません。「デプロイ」してURLを取得する
デプロイ=GASを外部から使えるように公開すること
「デプロイ」とは、作ったGASを外部(エルメ)から使えるように公開する作業です。難しい言葉ですが、ボタンを数回クリックするだけで完了します。
- 1GAS編集画面の右上「デプロイ」ボタンをクリック → 「新しいデプロイ」を選ぶ
- 2「種類の選択」で歯車アイコンをクリック → 「ウェブアプリ」を選ぶ
- 3「次のユーザーとして実行」→「自分」、「アクセスできるユーザー」→「全員」に設定する
- 4「デプロイ」ボタンをクリック → 表示されたURLをコピーする(このURLが重要!)
- 5エルメ管理画面の「外部連携 → Webhook URL」にコピーしたURLを貼り付けて保存する
設定完了後の動作確認
実際にボタンを押してスプレッドシートを確認する
設定が完了したら、実際にLINEで「出勤」ボタンを押してテストします。スプレッドシートに行が追加されていれば連携成功です!
- 1旅館のLINE公式アカウントを開いて「出勤」ボタンをタップする
- 2Googleスプレッドシートの「勤怠記録」シートを開く
- 3新しい行が追加されていれば成功!追加されていない場合はWebhookのURLを確認する
打刻漏れリマインドの自動化
エルメの「定期配信」と「セグメント配信」を組み合わせると、打刻漏れをゼロに近づける自動リマインド体制が作れます。管理者が毎日確認しなくてもシステムが代わりに声がけしてくれます。
1日の自動リマインドの流れ
3つのリマインドが時間どおりに自動で動きます
3つのリマインドが決まった時間に自動で届きます。出勤・退勤の押し忘れを防ぎ、打刻漏れがあった場合は翌朝に管理者へ自動で報告します。
① 出勤リマインド(毎朝 8:30)
まだ出勤ボタンを押していないスタッフだけに自動送信
毎朝8時30分になると、まだ出勤ボタンを押していないスタッフだけにLINEが届きます。出勤済みの人には届きません。
出勤の際はLINEメニューの「出勤」ボタンを押してください。
押し忘れると勤怠記録ができません。よろしくお願いします!
- 1エルメ管理画面 →「配信管理」→「定期配信」→「+新規」
- 2配信時刻:毎日 8:30(平日のみにしたい場合は曜日設定も可)
- 3対象:タグ「未打刻」を持つ友だち
- 4メッセージ本文を入力 →「保存」
② 退勤リマインド(毎日 18:00)
まだ退勤ボタンを押していないスタッフだけに自動送信
毎日18時になると、まだ「出勤中」または「休憩中」のタグがついているスタッフに退勤リマインドが届きます。退勤済の人には届きません。
退勤の際はLINEメニューの「退勤」ボタンを押してください。
押し忘れると勤務時間が正しく記録されません。よろしくお願いします!
- 1「定期配信」→「+新規」をクリック
- 2配信時刻:毎日 18:00
- 3対象:タグ「出勤中」または「休憩中」を持つ友だち
- 4メッセージ本文を入力 →「保存」
③ 管理者アラート(翌朝 9:00)
打刻漏れがあったスタッフ名を管理者に自動報告
GASが毎朝9時に自動起動して、前日に退勤打刻がなかったスタッフを検知し、管理者のLINEに自動で報告します。管理者はスプレッドシートで確認して手動修正するだけで対応できます。
昨日(6月1日)退勤打刻がなかったスタッフがいます。
・山田 太郎さん
スプレッドシートで退勤時刻を手動修正してください。
エルメでの定期配信 設定手順
出勤・退勤リマインドはこの手順で設定します
出勤リマインドと退勤リマインドは、エルメの定期配信機能で設定します。同じ手順を2回繰り返すだけで両方設定できます。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| ① | 管理画面 →「配信管理」→「定期配信」→「+新規」をクリック |
| ② | 配信時刻・曜日を設定(例:毎日 8:30 または 18:00) |
| ③ | 対象セグメントを指定(例:タグ「未打刻」または「出勤中」) |
| ④ | メッセージ本文を入力 →「保存」をクリックして完了 |
打刻漏れがあった場合の対処法
うっかりボタンを押し忘れてしまっても大丈夫です。スプレッドシートを直接修正することで正しく記録できます。打刻漏れには3つのパターンがあります。それぞれの対処法をわかりやすく説明します。
押し忘れた
押し忘れた
押し忘れた
パターン① 出勤ボタンを押し忘れた場合
スプレッドシートに出勤時刻を手動で入力します
出勤ボタンを押し忘れた場合、スプレッドシートの出勤時刻の欄が空欄になっています。管理者が正しい時刻を直接入力して修正します。
- 1Googleスプレッドシートの「勤怠記録」シートを開く
- 2該当するスタッフの行を探す(出勤時刻の欄が空欄になっている)
- 3スタッフに「何時に出勤したか」を確認する
- 4空欄のセルをクリックして、正しい出勤時刻を入力する(例:09:05)
- 5Enterキーを押して保存。実働時間が自動で再計算される
パターン② 退勤ボタンを押し忘れた場合
スプレッドシートとタグの2か所を修正します
退勤ボタンを押し忘れた場合、スプレッドシートの退勤時刻の欄が空欄になっています。また、エルメのタグも「出勤中」のままになっているので、2か所の修正が必要です。
① スプレッドシートを修正する
- 1Googleスプレッドシートの「勤怠記録」シートを開く
- 2該当するスタッフの行を探す(退勤時刻の欄が空欄)
- 3スタッフに「何時に退勤したか」を確認する
- 4空欄のセルに正しい退勤時刻を入力する(例:18:05)
- 5Enterキーを押して保存。実働時間が自動で再計算される
② エルメのタグを修正する
- 1エルメ管理画面 →「友だち管理」をクリック
- 2該当するスタッフの名前を検索して選ぶ
- 3タグの「出勤中」を削除する
- 4「退勤済」タグを付与する
パターン③ 休憩ボタンを押し忘れた場合
スプレッドシートに休憩時間を手動で入力します
休憩ボタンの押し忘れには2つのパターンがあります。どちらも管理者がスプレッドシートのE列(休憩分)に休憩時間(分数)を手動入力します。
ケースA:「休憩開始」は押したが「休憩終了」を忘れた
- 1スタッフに「何時まで休憩していたか」を確認する
- 2スプレッドシートのE列(休憩・分)に休憩時間を分数で入力(例:60分休憩なら 60)
- 3エルメのタグを「休憩中」から「出勤中」に戻す
ケースB:「休憩開始」も「休憩終了」も両方忘れた
- 1スタッフに「何時から何時まで休憩していたか」を確認する
- 2スプレッドシートのE列(休憩・分)に休憩時間を分数で入力(例:12:00〜13:00なら 60)
- 3タグはすでに「出勤中」のままなので変更不要
まとめ
- LINEリッチメニューの1タップで出勤・退勤・休憩を即時記録。専用アプリ不要でスタッフの操作ハードルがほぼゼロ。
- エルメのシナリオが自動返信・タグ更新・DB記録の3アクションを処理。管理者の手作業がなくなる。
- タグ管理×セグメント配信で「出勤中のスタッフだけに退勤リマインド」などピンポイントな自動連絡が可能。
- Googleスプレッドシートと連携し実働時間を自動計算。GAS(Google Apps Script)でLINE↔スプレッドシートをつなぐ。
- 定期配信+GASによる打刻漏れリマインドで、管理者が毎日確認しなくてもシステムが自動でフォロー。
- 打刻漏れが出ても、スプレッドシートとタグを手動修正すれば正しく記録できる。3パターンの対処法を用意。










